投資に興味がある人なら、書籍『金持ち父さん貧乏父さん』はご存知だと思います。しかし、実際に書籍を読んだことはない人も多いはず。
書籍『金持ち父さん貧乏父さん』は、これから投資を始めようと思っている方にぜひ読んで欲しい一冊です。
そこで今回はこのベストセラー書籍の要約を公開します。
書籍1冊分を5分ほどで解説します。
この記事を読めば、”お金持ち”の概念が変わり、なぜ投資をすることが重要なのかがよく理解できます。
「安定した仕事に就きなさい」と言われて育った方は必見です。
参考:Amazon『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』
目次
金持ち父さん貧乏父さん-4つの世界-
書籍「金持ち父さん貧乏父さん」では、お金を稼ぐ方法は4つに分類されていると解説されています。従業員や専門家は「貧乏父さん」に分類され、経営者や投資家は「金持ち父さん」に分類されているのです。この書籍では、自分が働かなくてもお金が得られる仕組みを整えている人たちを金持ちと定説しているのです。
1.従業員
従業員とは、企業と雇用契約を締結しており、雇用契約に基づいて雇用されている人のことを指します。正社員・契約社員・パートタイマー・アルバイトと雇用形態に関わらず、会社勤めをしている人を従業員と呼びます。
また、サラリーマンだけではなく、公務員も従業員に含まれることを理解しておきましょう。
従業員も雇用契約を解除すると、給与が受け取れなくなるため、書籍の中では「貧乏父さん」に属します。
たとえ大企業の役職者で高給取りでも、「貧乏父さん」です。
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2.専門家
専門家とは、特定の学問や事柄を専門に研究していて、それに精通している人を指します。コンサルタント・講師・弁護士・税理士など、仕事に対して報酬を受け取る職種が専門家です。
専門家の方は労働を提供しなければ、報酬を得ることができません。そのため、書籍の中では「貧乏父さん」に属します。
3.経営者
経営者は、会社の意思決定の最高責任者です。会社の業績は、経営者の意思決定の連続で決まっていくため、経営者の責任は重たいです。しかし、従業員を雇用して労働させれば、自分は労働せずとも売上が計上されます。
従業員が働いてくれて、お金を生み出すことができるため、書籍の中では「金持ち父さん」に属します。
4.投資家
投資家とは、将来的に価値が上がりそうなもの(不動産や株式)にお金を投入して、そこから継続的に利益を得る人をいいます。
近頃は、サラリーマン投資家も増えてきましたが、投資で利益を出すことができれば、働かずとも収入を得ることができます。そのため、書籍の中では「金持ち父さん」に属します。
従業員と専門家は、自分が労働してはじめて収入を得ることができます。それに対し経営者と投資家は、自分が寝ている間も、仮に病気になって働けなくなったとしても収入を得られる仕組みがあります。
金持ち父さん貧乏父さん-お金持ちになる人の特徴-
参考:金持ち父さん貧乏父さん日本オフィシャルサイトより著者ロバート・キヨサキ氏
書籍の中では「金持ち父さん」「貧乏父さん」に分類されますが、お金持ちになれる人には特徴があります。実際に、どのような特徴があるかを確認しておきましょう。
チャンスを掴む
働かずとも安定収入が得られる「金持ち父さん」になれる人は、安定思考ではなくて、常にチャンスが到来するのを待っています。そして、目の前にチャンスが来たら掴むのです。安定思考ではなく、常に変化を求めて、さまざまなチャンスを掴んでいく人が、お金持ちになれます。
投資を始める前に起業する
投資を始めると聞くと、お金を投入することをイメージする方が多いです。手取収入から投資をすると、投資で損失が出た場合のダメージが大きいでしょう。しかし、法人を立ち上げて投資を始めれば、損失を経費として計上できて税金を安く抑えることができます。そのため、本当にお金持ちになれる人は、投資事業のための会社を立ち上げています。
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ファイナンシャルリテラシーについて理解する
どのような業界でも、成功するには専門用語を学ぶ必要があります。投資事業で成功するためには、ファイナンシャルリテラシーについて理解を深めることが大切です。例えば、財務諸表が読めるようになれば、安全な株式投資が行えるようになるのです。そのため、専門知識を学びましょう。
金持ち父さん貧乏父さん-お金持ちになる手順-
「金持ち父さん貧乏父さん」の書籍では、お金持ちになるためには「経営者」「投資家」になる必要があると述べています。また、ファイナンシャルリテラシーについて理解を深めて投資を始めることが推奨されているのです。
投資は損失が出ることもありますが、この書籍に記載されている投資方法を実践すれば、失敗するリスクが下げられます。実際に、どういう意味かを紐解いていきましょう。
1.会社を作る
投資は個人ではなく法人で始めるべきです。法人で投資事業を始めることで、損益通算が適用できます。サラリーマン投資家の場合は、支給される給与の税金が課せられます。しかし、法人で投資を始めれば、事業の利益・損失に税金が課せられるのです。
「事業所得―必要経費」に税金が課せられるため、経費を活用して節税することができます。そのため、投資は個人投資家として行うのではなく、法人を立ち上げて始めるものだと本書籍では解説されています。
2.サイドビジネスを始める
本書籍では、お金持ちになるには「知識」と「時間」があれば、誰でもなれると記載されています。投資家になるためには、お金が必要と思う方もいるかもしれませんが、投資に充てる資金を生み出すためにサイドビジネスを始めることが推奨されているのです。
日本は働き方改革の影響で、サイドビジネスが始めやすくなりました。そのため、投資に充てる資金が稼ぎやすくなっているので、お金持ちになりたい方はサイドビジネスを始めてみましょう。
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— owners.media (@OwnersMedia) June 5, 2020
3.投資について学ぶ
どのような仕事でも、成功するためには専門用語を理解していなければいけません。それは、投資でも同じです。そのため、サイドビジネスと併行して投資に関する勉強を始めましょう。投資は書籍を読んだり、セミナーに参加したりすることで学べます。
4.ネットワークを作る
投資関連用語を学んで知識を蓄えたら、ネットワーク作りに励みましょう。ネットワーク作りは各専門家でチームを作ることを意味します。会計士・弁護士・ファイナンシャルプランナー・ブローカー・金融機関の各専門家でチームを作ることが大切です。
5.投資戦略を練る
各専門家でチーム作りができたら、どのような投資を行うべきか投資戦略を練ります。各専門家からアドバイスをもらい、手元資金や収入、市場などを考慮した最適な投資戦略を立てましょう。
大切なことは、金融商品の購入先とは全く異なる第三者の専門家チームで戦略プランを立てることです。金融商品販売先の担当者は、自社商品を販売するために都合が良いことを述べてくる場合があるので、必ず、利害関係がない第三者の専門家チームで投資戦略を練りましょう。
6.金融商品を購入する
投資戦略を練れたら、金融商品を購入します。各専門家でチームを作り、あらゆる面を考慮した投資戦略であれば、投資も高い成功率となります。そのため、投資すればするほど、お金が増えていくのです。
お金持ちになるための正しいプロセスを知ることができる
今回は、大人気書籍「金持ち父さん貧乏父さん」に解説されている内容を要約しました。
日本人は、不動産投資や株式投資と聞くと「お金がなければできない」「お金を投入するもの」というイメージを持っていたり「投資はリスクが高すぎる」と不安を抱く人が多いです。
しかし、この書籍を読めば、どのように投資をすれば成果が出るのか良くわかるようになります。投資は失敗することもありますが、リスクを最小限に抑えてお金持ちになれてしまうのです。
まずはファイナンシャルリテラシーを上げるためにマネーセミナーに参加しましょう。お金に対する正しい知識をつけることが我々がお金持ちになる第一歩です。