[新築・中古別]タイ不動産投資でコンドミニアムを購入する際のポイント

タイは世界で日本人が最も住みたい国の1つであり、「いつかはタイにロングステイしてみたい」「タイで働いてみたい」と思う人も多いようです。働く前に、不動産投資をしてみるという方もいます。

投資先としてタイの国は非常に魅力的です。高い利回りも得られますが、投資を通じてタイに関する知識も身に付きます。そのため、タイに興味がある人は不動産投資を始めてみてはいかがでしょうか?

ここでは、タイの不動産投資でコンドミニアムを購入するポイントについて分かりやすく解説します。この記事を読めば、タイの人達が求めている物件の特徴について理解が深められるでしょう。

タイ不動産投資で新築コンドミニアムを購入するポイント

タイの不動産投資で、新築コンドミニアムを購入する場合のポイントは、国によって市場の特性が大きく変わってきます。プレビルドを含むタイの新築コンドミニアムの場合、大切になってくるのは「ハイライズ」「建築施工のクオリティ」「デベロッパーのブランド」「CRM」「プロパティマネジメント」の5つです。それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。

ハイライズ

タイの不動産投資は、外国人投資家から人気を集めています。外国人投資家の人気の中心はハイライズ。
タイに初めて来た日本人は、東京以上にハイライズ(超高層)コンドミニアムが建っていて驚くでしょう。タイでは、高層階の優れた眺望には付加価値があるのです。また、フィットネスジムやサウナなどの設備が充実しているコンドミニアムも人気を集めています。

建築施工のクオリティ

購入する物件のデザインや間取りを含めた建築施工のクオリティも大切です。特に日本と比較すると施工の悪いプロジェクトが多いため、施工管理には着目しておきましょう。自分で施工状態が良くないと判断できたら、専門業者に竣工検査を依頼して、可能な限り瑕疵のない状態で物件を引き渡してもらいましょう。

デベロッパーのブランド

デベロッパーのブランド価値は、日本以上に重要度が高いです。このブランド価値は、中古物件で売却する際もプラス要因となります。しかし、ビッグ10に入る大手デベロッパーでも安心してはいけません。施工が正しく行われているか必ず確認しましょう。

CRM(顧客関係構築管理)

CRMとは、カスタマーリレーションシップマネジメントの略で、顧客とのコミュニケーションやアフターサービスなどの顧客満足度を向上させる業務のことをいいます。AREAでも、デベロッパーは顧客満足度の向上を重要視するようになると予測していますが、現在は苦情が増え続けていて、顧客を無視したり、信頼をなくすデベロッパーも出てきているというのが事実です。
そのため、CRMはますます重要なポイントになってきて、CRMを大切にするデベロッパーが生き残る時代となることは間違いありません。

プロパティマネジメント

プロパティマネジメントは、言葉通り物件管理ですが、ジュリスティックバーズンと呼ばれる管理会社は、コンドミニアムの資産価値の維持に大変重要であり、管理会社の顧客対応や管理細則、修繕計画をシッカリ持っているか等を確認します。
竣工後の最初の管理会社は、デベロッパーの子会社の管理会社をつけたりしていますが、引き渡し後はオーナー委員会が新たな管理会社を契約します。資産価値の維持に強い関心を持っている管理会社であれば、資産価値を長く維持し続けていくことができるでしょう。

タイ不動産投資で中古コンドミニアムを購入するポイント

タイ不動産投資で中古コンドミニアムを購入するポイント

現地の不動産エージェントでも似たようなことが言われていますが、中古コンドミニアムを購入する際のポイントは「交通アクセス」「眺望」「価格」「エリア」です。

交通アクセス

タイでコンドミニアムに住む人のほとんどは、コンドミニアムが持つその便利さを一番の理由に挙げます。したがって、バスや電車・タクシー・バイクタクシーなど複数の交通手段を使用して、簡単に外に出かけられる利便性がコンドミニアムには重要であり、ソイの奥にあって、タクシーもバイクタクシーも走っていないような、出かけるのが億劫になる立地の物件を購入してはいけません。

眺望

もし、ロケーションが同等であえば、眺望は次に重要な要素となります。したがって、物件選びの際は現地に行き、眺望の良い物件を選びましょう。プレビルドではなく、既に竣工している中古物件だからこそ、眺望を眺めることができるため、必ず眺望は確認しましょう。

価格

新築物件と比較した際に、割安感がある物件を購入しましょう。最高のロケーションにありながら、新築より価格が安いのが中古物件の魅力です。駅前の中古物件を購入して賃貸に出せば、入居者はすぐに見つかるでしょう。

エリア

中古物件を購入するのであれば、新しいプロジェクトが次々と売り出されているような人気エリアの物件を購入しましょう。そのようなエリアでは、周辺の新築コンドミニアムの市場価格が分かるので、簡単に中古物件と比較することができるし、中古の割安感が引き立ち流動性が高くなります。
プレビルドという方法は、日本では認められていない購入方法なので買い方に注意が必要ですが、中古物件の購入は日本と同じなので迷うこともないでしょう。

プレビルドは投売り時期を狙う

プレビルドを購入するには、価格が安くなるタイミングで購入することも非常に重要です。ここでは、プレビルドを購入するのにベストなタイミングをご紹介します。

プリセール

新規プロジェクトを価格の安いプリセール段階で購入しましょう。しかし、プリセール時に購入する場合は、そのプロジェクトに起床価値のあるレアユニット(眺望が良い・通風に優れる角部屋・好アクセス・2ベット)を購入することがポイントです。
しかし、このようなレアユニットは、日本で販売代理をする不動産エージェント経由では、なかなか購入できません。そのため、現地のタイ人に並んでもらい直接プリセール当日に購入するという方法の方がチャンスがあります。

竣工直前

2016年頃から始まったデベロッパーの郊外から都心部への開発シフトによって、最近は郊外のコンドミニアムは売れなくなってきています。その結果、今より地価が安かった頃に売り出されたCBDの物件であっても、竣工間近になってもなかなか転売できないという事態になっています。
すなわち、数年前に売り出されていた優良プロジェクトが、竣工引き渡しが近づくにつれて、当時のプレセールに近い価格や、損切覚悟で出てくることもあるのです。この竣工直前の投売り期を狙うのも1つの方法です。

まとめ

この記事では、タイ不動産投資でコンドミニアムを購入する際に確認しておきたいポイントについて解説しました。新築と中古では、確認するポイントが少し異なります。ぜひ、この記事を参考にして確認してみてください。
また、プレセールは投売りで割安で購入できるタイミングがあるため、気になる物件があり購入する際はタイミングを見極めましょう。ぜひ、これを機会に、タイ不動産投資を始めてみてください。

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