タイの不動産投資先の選び方、2020年に注目すべきエリアを大紹介!

製造業がGDP全体の約4割を占めるなど、ASEAN地域の中でも高度な工業化が進行したと知られているタイ。

経済成長の勢いが止まらないタイで生活する外国人は年々増加傾向となり、日本の外務省の発表によると在留邦人は約7万人で東アジア最多。このような背景から日本人を筆頭に安定的な賃貸需要があるため、不動産投資先としてタイは非常に魅力的な国なのです。

しかし、選び方を間違えてしまうと不動産投資に失敗してしまいます。この記事では、タイの不動産投資先の選び方について分かりやすく解説します。

タイの不動産投資先(エリア・条件)の選び方

タイの不動産投資を始める際には、どのようなエリア・条件で投資先を選べば良いのでしょうか?ここでは、タイの不動産投資先の選び方をご紹介します。

人気エリアを選ぶ

価格の維持や上昇、安定した利回りを得るためには、ビジネス街の物件がおすすめです。ビジネス街は人気エリアのため、安定した投資先となるでしょう。
しかし、タイは交通インフラ開発工事が進められており、今後10年間で交通網が大きく変わろうとしています。そのため路線間格差を狙った人気となりそうなエリアを狙い、投資をすれば、高い利回りも夢ではありません。

高層物件を選ぶ

タイでは、一般的に高層物件が人気です。ユニット数が多く規模が大きく豪華な公益施設があります。プール・フィットネスルーム・サウナはほぼ標準仕様です。ハイグレードな物件になると、テニスコート・スカッシュコート・ジャグジー・BBQ施設を備えていることも珍しくありません。
また、高層物件が人気の理由として眺望の良さが挙げられます。特にシービューが選好され、眺望は大きな価格差の要因となります。

評判の高いデベロッパーを選ぶ

タイでも人気デベロッパーが存在し、どこのデベロッパーが建てたのかも大きな影響を与えます。次の表は、AREAが発表しているタイのデベロッパー住宅供給量上位10社です。日本の大手デベロッパーと提携している会社もあるため、このようなデベロッパーを選べば安心できるでしょう。

タイのデベロッパー大手10社(過去20年間の住宅供給実績)

順位 デベロッパー 供給戸数 日系提携先
1 プルクサー 203,936
2 ルンピニー 111,282
3 サンシリ 72,476 東急電鉄
4 スパライ 71,982
5 ランドアンドハウス 51,832
6 AP 51,832 三菱地所
7 クオリティハウス 42,575
8 プロパティパーフェクト 36,862
9 アナンダー 26,086 三井不動産
10 オリジンプロパティ 13,360 野村不動産

※ AREA(Agency for Real Estate Affairs)は、タイの不動産鑑定業界のリーディングカンパニーです。
https://www.area.co.th/

タイの不動産投資の注目エリア

タイの土地価格は上昇していることは理解頂けたと思いますが、エリアによっては空室率も高くなるため、投資先のエリアは正しく選ばなければいけません。ここでは、タイの不動産投資の注目エリアをご紹介します。

シーロム

BTSサラデーン駅のあるシーロムは、オフィスの立ち並ぶエリアですが、夜になるとネオンが光出し、外国人観光客の数が一気に増えます。サートン通りには、世界でも有名な会社や金融機関が並ぶオフィス街。5つ星ホテルが建ち並んでいる通りとしても知られています。

このようなシーロムでは、スーパーラグジュアリー級プロジェクトが目白押しで、やや過剰気味ではあるものの、今後の地価上昇の可能性を考えると注目すべきエリアです。

セントラルルンピニ

各国の大使館や高級ホテル、ショッピングモールが集積するセントラル・ルンピニエリア。バンコクの主要ゾーンを通過するBTSスクンビットライン沿線の本地域は、優れた交通利便性を誇ることから、近年、従業員の働き方の観点でオフィスニーズが上昇傾向にあります。
このエリアで数少ないフリーホールド(土地所有権付)の土地が注目すべき投資エリアです。

プロンポン

プロンポンは、バンコク在住の日本人が一番多く住む町です。プロンポン駅の周辺は、日系スーパー、日系レストラン、他にもエンポリアムデパートなどがある便利なエリアとなっています。ソイ39などは、日本人が多く住むエリアと知られていて、こういう限られたロケーションが人気エリアとなっています。

トンロー

賑やかなスクンビットソイ55周辺のトンローは、ナイトライフで知られる富裕層が集まるエリアです。シックなカクテルバーや、寿司、豪華な定番タイ料理を出す人気レストランなどが、地元住民や現地駐在員を魅了しています。タイ人にとって憧れのエリアとなっているため、今後も人気のエリアとなるでしょう。

プラカノン

プラカノンはビジネス街ではないですが、交通が整備されており好アクセスの立地です。また、今後はグレーラインなどが開通する予定で、利便性が高まれば土地価格は上昇していくでしょう。しかし、ビジネス街などと比較すると人気エリアではないため、駅近を投資先として選ぶのが必須条件となります。

オンヌット

オンヌットは、所得の低い駐在員や日系企業に雇用されている現地採用の方が賃貸需要の中核となっています。しかし、タイの経済は成長しており中間所得層が増加傾向です。これを見据えて、アクセスが良いオンヌットの駅近エリアに投資をしておくと、空室リスクを下げることができ、安定的な投資ができるでしょう。

まとめ

この記事では、タイの不動産投資先の選び方を解説しました。タイでは、依然としてビジネス街エリアが投資先として人気を集めているのが現状ですが、交通インフラ開発で将来性のあるエリアに先行投資をしておけば、高い利回りを得ることも夢ではありません。

実際にグリーンラインが通り、将来的にはグレーラインも開通する予定のプラカノンの駅地下エリアでは、平均8%の利回りのプロジェクトが開発されています。タイの不動産投資の平均利回りは4%なので約2倍です。このようにエリアや条件を見抜けば、まだまだ投資先として魅力的なタイ。ぜひ、これを機会に投資先として検討してみてください。

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