サラリーマン大家で失敗する人の特徴・成功する人の特徴

副業禁止が解禁されて、不労所得を得る目的で不動産投資のために、ワンルームマンションや戸建(空き家)を購入する会社員の方が増えてきました。投資状況を報告するブロガーも登場しています。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

実際に、安定的に不労所得が手に入れば、将来が不安定な時代のため、不動産投資は大きなメリットになることは間違いありません。しかし、不動産投資は必ず儲かるという保証があるものではなく赤字経営になるという失敗例も。毎月かかる経費を含めた収支計算をしっかり行わないと、破綻してしまい競売に出さないといけない悲惨な目に遭うこともあるのです。

本記事では、どのような方(年齢・年収・職業)が不動産投資家なのかをご紹介しますので、自分が不動産投資に向いているのかどうかを確認しましょう。ここでは、サラリーマン大家で失敗する人・成功する人の特徴も紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

副業解禁!サラリーマン大家の割合は56%

実際に収益物件を購入している投資家とは、どのような方なのでしょうか?不動産投資情報サイト「健美家」が、2019年に会員を対象にして実施した「不動産投資に関する意識調査のアンケート結果」の報告書を参考にサラリーマン大家の実態を確認していきましょう。

参照:健美家 不動産投資に関する意識調査(第6回)

実際に行動に移す年齢は?

30代以降になると年収が上がりますが、将来も同じように稼ぐことができるのか不安を感じ、安定的な収入が得られる不動産投資に興味を持つ人が増えてきます。実際に行動に移すのは40代の頃です。

不動産投資を検討する年収は?

不動産投資を検討する年収は、500万円以上からとなっています。現在は、マイナス金利政策の影響で自己資金に不安がある方でも購入しやすくなっているため、どのような資産運用を行っていくかを検討していく方が増えていることが分かります。

不動産投資を始める方の56%は…

不動産投資を始める方の56%の人が会社員です。しかし、自分自身は投資の知識が少ないし、本業が手に付かなくなると困るということで、コンサルタントなどのアドバイスを受けながら、頭金が少なく購入できる物件や、不動産会社(管理会社)も紹介してもらい、物件購入後の運用も相談できる投資法に興味を持つ人が多いです。

3つのタイプに分類できる不動産投資

そもそも不動産投資とは何でしょうか?実は「資産運用タイプ」「リスクヘッジタイプ」「節税タイプ」の3つに分類できます。

1.資産運用タイプ

資産運用タイプとは、不動産投資で稼ぐことを目的とした運用方法です。年間5%以上の高利回りを狙っていくタイプの不動産投資です。株式投資やFXなどのハイリスクは怖いけれど、定期預金などの低金利も嫌だということで、ミドルリスク・ミドルリターンを狙う運用方法です。

2.リスクヘッジタイプ

リスクヘッジタイプとは、不動産投資で将来に備えるために、ローンなどを受けて不動産を購入する方法です。また、将来は住居として使用したいという目的で20代後半から着手する方もいます。

3.節税タイプ

節税タイプは、年間50%の所得税を軽減するために、不動産を活用する方法です。医師や企業役員、外資系企業勤務の方など高年収の方が行っています。しかし、このような高年収の方でも融資が下りないケースもあり、サラリーマンがいかに金融機関から優遇されているかが分かります。

サラリーマン大家で失敗する人の特徴


サラリーマン大家が増えていますが、不動産投資に手を付けた結果、悲惨な末路を迎えてしまう方も少なからずいて、失敗事例として挙げられています。
投資に失敗する人の特徴を確認しておきましょう。

不動産会社にすべて委ねてしまう

不動産業者の中には、悪質業者も存在します。サラリーマン大家は、不動産に関して素人であるため、騙されてしまっても不思議ではありません。不透明な状況の中で、業者に物件選びを頼まなければいけない状況は危険です。

そのため、投資家側も、人気の高利回り物件に関する知識や、物件相場や毎月の経費、購入後の収益シュミレーション方法など身に付けておかなければいけません。すべてを業者に任せてしまう方は、投資に失敗しやすいです。

不動産投資を放置型と思っている

不動産投資は物件選びも大切ですが、物件管理も大切です。購入時は収益性が高い利回りの良い物件でも、入居者が入らず空室になることもあるのです。物件価値は年数が経過し老朽化に伴い落ちてきて、新築物件の出現により競争環境が変わります。

また、新築当時に入居満室の状態でも退去などにより空室になれば、新たな入居者を募集しなければいけません。そのため、安定した家賃収入を得るためには、どうすれば空室が避けられるかを考えていき、人気の設備を導入するなど修繕を行い、先を見据えた経営をしていかなければいけません。放置してしまう人は危険です。

自分の負えるリスク範囲を把握していない

大きなリスクを負う覚悟ができないのであれば、不動産投資が失敗しても、サラリーマンの給与から返済できる金額を想定してから始めましょう。自分の身の丈に合わない高額物件を安易に購入してしまうと、失敗した際に対応できなくなります。不動産投資で赤字になり破産する人は、リスク範囲を把握していないのが原因です。

サラリーマン大家で成功する人の特徴


不動産投資でも成功している人はいますが、成功できる人には理由があります。実際に、成功する人には、どのような特徴があるのかを確認しておきましょう。

自分自身の目で物件を確認する

不動産投資に成功する人は、儲かるなどの上手い話には安易に乗りません。本当に良い物件かを自分の目で見にいき、築年数や立地条件、周囲の環境、住民の暮らしぶりなどを徹底調査します。このような調査を「現地調査」と言いますが、失敗しない不動産投資には欠かすことはできません。

リスクに備えて分散投資をしている

不動産投資に成功する人は、銀行預金や株式投資など資産を分散しています。不動産投資の経営に問題が出た場合でも、大きなダメージを受けないように配慮しているのです。不動産投資は、空室リスクの他にも、天災リスクや金利リスクなどのさまざまなリスクがあります。そのため、さまざまな資産運用方法に分散している方が多いです。

セミナーに参加するなど情報収集を怠らない

不動産投資で成功している人は、不動産投資に関する書籍やブログなどを読み、情報収集を行っています。また、不動産投資のコンサルタントや税理士が主催するセミナーにも積極的に参加し、投資だけではなく金融や青色申告などの確定申告の方法など役立つ情報を勉強しています。

また、相談できるメンターなども必要になると思い事前に見つけているのです。継続は力なりということわざがありますが、不動産投資は情報収集の継続こそが成功の秘訣といっても過言ではありません。

本業との兼務で不動産経営を行っていけるか良く考えて

本記事ではサラリーマン大家で失敗する人と成功する人の特徴をご紹介しました。不動産購入前に、徹底した調査や運用手法の設定など入念な準備を怠らず、高めな目標を確保しない堅実的な人が不動産投資に成功しています。物件を購入して放置してしまう人は失敗しがちです。

そのため不動産投資を始める前に、本業の仕事との兼務で不動産経営を行っていけるかを良く考えることが重要ですが、実際に不動産投資をしている方の56%はサラリーマンです。
本業を抱えながらも継続的に情報収集する方法のひとつに不動産投資セミナーがあります。信頼できる投資仲間や業者さんと繋がれる機会にもなるので活用してみましょう。

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