中古物件をリフォームして、不動産投資を始めるサラリーマンが増えています。中古物件は良い立地に物件が建っているケースが多いため、不動産投資に最適です。
しかし、リフォームローンの金利が高いと頭を悩ます不動産投資家は多いです。実際に金利は、どれぐらい高いのでしょうか?
この記事では、リフォームローンの金利相場とお得な借り方をご紹介します。ぜひ、中古物件を購入して不動産投資を始めたいと思っている方は、この記事を参考にしてみてください。
目次
金利は高い?リフォームローンの特徴
リフォームローンの金利の高さが気になる方は多いですが、どのようなローンなのか解説していきます。
リフォームローンの特徴
リフォームローンの金利は、2%~5%前後と高めに金利が設定されており、借入可能金額も少ないです。しかし、住宅ローンより審査が通りやすく「20歳~70歳以上の人」「前年に一定の収入がある人」などの条件に該当すれば、審査に通ることが多いです。
しかし、大規模工事を行おうと計画していたものの、ローンが借りられなかったというケースも多いため、必要な工事費の融資が受けられるかどうかを必ず確認した上でリフォームを計画しましょう。
リフォームローンの借入条件
住宅ローンは融資審査が厳しい傾向がありますが、リフォームローンは審査が緩いです。住宅ローンの審査と同様に年齢・年収がチェックされますが、ハードルは高くありません。
年齢 | 20~70歳(借入時)/20~80歳(完済時) |
年収 | 200万円~300万円以上 |
勤続年数 | 1~2年以上
(※自営業の場合は、2年以上の継続した事業収入があることが前提条件となります) |
リフォームローンと住宅ローンの違い
厳密にお伝えすると、リフォームローンは住宅ローンの一種です。しかし、借入金額の上限や借入可能な期間が異なります。
リフォームローン | 住宅ローン | |
---|---|---|
借入可能な金額の上限 | 500万円~1,000万円 | 5,000万円~1億円 |
借入可能な期間 | 最長15年 | 最長35年 |
金利相場 | 約2~5% | 約1~2% |
団体信用生命保険への加入 | 加入タイプ・非加入タイプ | 加入必須が多い |
審査機関 | 最短翌日 | 最短でも2週間 |
リノベーションの具体的な進め方は次のような流れになります。まず物件を探して購入し引き渡しを済ませその後住宅ローンの審査を受け、工事部分に関する契約を結びます。この際、中古住宅購入後のリノベーションでは一般の住宅ローンではなく、リフォームローンを組む必要があることに注意しましょう。
— ヒロシマハウス@広島空き家管理【公式】 (@Akiya_Hiroshima) November 30, 2020
リフォームローンの金利相場
リフォームローンの金利には「変動金利」と「固定金利」の2種類があります。変動金利は低金利が魅力的ですが市場金利の動きで見直しが入ります。固定金利は、借入期間中に金利が基本的に変わりらないため、返済計画が立てやすいです。これらの金利相場は以下の通りです。
変動金利 | 約2.7%~3.9% |
固定金利 | 約2.5%~4.5% |
低金利のローンを組めば総返済額が安く収まりますが、大切なことは総返済額や借入期間に見合った最適なローンを組むことです。そのため、金利の平均相場は参考程度にしてみてください。
金利を重視?リフォームローンの選び方
イー・ローンでは、日本最大級のリフォームローンデータベースの中から、有担保か無担保のそれぞれのリフォームローン、また住宅ローンと併用できるリフォームローンを一覧で比較できます。
参考:E-LOAN”リフォームローン比較・検索・シミュレーション・申込みなら「イー・ローン」”より
さまざまな金融機関で借入が可能ですが、どこの金融機関を選べば良いか悩んでしまうこともあるでしょう。ここでは、どのように選択すれば良いかについて解説します。
1.借入金額・返済期間に適したローンを選ぶ
借入金額や返済期間に応じて、リフォームローンの選び方は異なります。
小規模工事の場合はカードローンを使用した方が返済しやすいです。カードローンであれば、来店不要で審査基準も緩く借入がしやすいです。
借入期間は短くなりますが、短期間で返済できるのであれば、カードローンの利用を検討してみても良いでしょう。
その一方で、大規模工事で多額の費用を借り入れる場合は、担保・無担保リフォームローンを借りて返済していくべきです。このように状況に応じて、最適なローンは変わります。
2.信頼できる金融機関を選ぶ
リフォームローン以外にも、自動車ローンや教育ローンを借りている方もいるでしょう。このような方は、無理のない返済プランを立てることが大切です。
そのため、金融機関に現在の状況を説明して、返済計画の見直しをしましょう。一緒に返済計画の見直しをしてくれて、無理のない返済プランを提案してくれる信頼できる金融機関を選んでください。
3.金利優遇をしている金融機関を選ぶ
省エネ資材や太陽光発電などを用いたエコリフォームをすると、金利の優遇が受けられます。エコリフォームによる金利優遇に対応しているリフォームローンを活用すれば、お得にローンが借りられます。ローン金利は、金融機関によって異なるため、複数社の金融機関に相談をしてみましょう。
リフォームローンで良くある質問
これまで、リフォームローンの解説をしてきましたが、他の方はどのような疑問を抱いているのでしょうか?ここでは、良くある質問をご紹介します。
Q.住宅ローンとの併用はできますか?
住宅ローンを既に組んでいる方でも、併用してリフォームローンを借りることができます。しかし、その他の借入金額がある場合は金利が高くなり、返済総額も上がるため、シッカリと返済計画を立てましょう。
Q.連帯保証人は必要ですか?
リフォームローンの種類によって、連帯保証人の必要性は変わります。借入金額が少ない無担保型リフォームローンの場合は、審査も緩くて連帯保証人を必要としていないことが多いです。
その一方で、担保型のリフォームローンは借入金額が高くなるため、連帯保証人が必要となることが多いです。金融機関によって異なるので、良く確認してみてください。
Q.無担保型と有担保型ローンの違いは何ですか?
無担保型ローンと有担保型ローンの違いは、ローン契約時の担保の必要性です。有担保型ローンの場合は、担保となる不動産が用意できなければ利用できません。無担保型ローンは担保を用意しなくても利用できますが、リスク対策として金利が高めに設定されていることが多いです。
Q.リフォームローンを比較するときのポイントは?
リフォームローンを比較するときは4つのポイントを重視しましょう。
(1)金利…金利が1%でも異なると総返済額が大きく変わります。
(2)団体信用生命保険…万が一に備えて加入をしておくことが大切です。
(3)保証料…表記されている金利が保証料込みか確認してください。
(4)諸費用…事務手数料などの諸費用についても確認してください。
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— owners.media (@OwnersMedia) August 20, 2020
金利だけでなく、借入総額や返済期間に応じた返済プランで選ぶ
今回は、リフォームローンの金利相場についてご紹介しました。
変動金利の方が低金利ですが、借入金額や返済期間によっては、計画通りの返済が行えなくなります。そのため、一概に金利が安い変動金利が良いわけではありません。借入総額や返済期間に応じた返済プランを練りましょう。
また、無担保型ローンと担保型ローンの2種類があります。無担保ローンは借入金額の上限は低いですが、審査が緩くて借りやすいです。そのため、これらのローンを活用して空き家投資を始めるサラリーマンが増えてきています。
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